朝の何とも微笑ましい見慣れた一斉通学もここ何年も団地内通学路変更で
見かけることはなかったが、この2学期から決まった時間
我が家の前はまた懐かしい光景がよみがえった。
20数年前1年生になったばかりの息子の後を、娘3歳の大声だけが追いかける。
其の後白いシャツに黒の半ズボンとひだスカートの後ろ姿を私だけが何年も見送った。
同じざわめき声と坂道を踏みしめる靴ずれの音に、ランドセルの中で筆箱が鳴る混じりあった音。
あの頃の音と何ひとつ変わらずふっと時計を見上げ外に飛び出した。
きっとこの先、この声が時計代わりになるに間違いなし。
朝 活気が戻ってきたかのようで嬉しい日課。