人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ひまわりとうさぎ大好き

cyaa8989.exblog.jp

兎を通して心の癒しになれば

2月1日 二つの忘れられない日

美星町で拾われ我が家で6年8ヶ月の歳月がめぐる。
生を受けたものの避けては通れない道
朝目覚めると即座に階下へ、昨夜と打って変わりなんのためらいもなくドアを開けることができる。
ブルーを目で追って捜す。
窓際カーテンに隠れるように横たわっていた。そっと触ると体温が残りまだ暖かい。
2月1日 二つの忘れられない日_a0045932_8464791.gif

すぐ家族を起こしに二階へと急ぐ。娘も暖かさに触れ、たった今まで息をしていたのだろう。暖かさを残していてくれ心救われる。       

家族を送り出しすぐさま東京に居る息子にブルーの死を知らせる。
自分達の入籍をいつにしようかと思案していたと言う。2月1日忘れることのない意義ある日として、入籍記念日にすると、電話の向こうで急きょこれから届けに行くと決断

「縁起でもない、めでたい事と一緒にしてほしくない。」と思いつつも
暗くにがい浪人生活で、ブルーが居ることで明るい笑いを分けてもらい、多く癒されたであろう事を思えば、息子のブルーへの心遣いに反論はできなかった。

どこに葬るか美星町の土に返す、よく遊んだ庭、話し合いの末 捨てられた美星にはブルーも帰りたくないだろう。我が家の庭の隅に深い穴を掘り、娘の帰宅を待ち葬る。2001年2月1日は、昨夜の寒さから一変して小春日和の穏やかな一日シャベルで掘っていても汗がにじむ。2月1日 二つの忘れられない日_a0045932_850954.gif
                      

2月1日 二つの忘れられない日_a0045932_8524288.gif
線香をたき、塩で清め、庭でいい香りを放つ沈丁花を手向ける。
安らかにと込めて手を合わす。

(今年の沈丁花はつぼみも硬く未だ香りは放っていない。)
by cyaa8989 | 2006-02-01 08:58 | 兎との生活

兎を通して心の癒しになれば


by cyaa8989